自転車 ママチャリのタイヤ交換・チューブ交換・スポーク交換

つい最近、タイヤ・チューブ交換をしたので、
メモ代わりに記しておきます。

タイヤ交換・チューブ交換・スポーク交換はほぼ同じ

これらの作業は、最後に交換する場所が違うだけで、
作業工程はほとんど変わりません。

なので 、やり方を覚えちゃうと、
自分でできる整備範囲がグッと広がります。

例えばタイヤ交換するにも、自転車店に持っていくと、
自分でやるより倍以上の値段になったります。

それなら良いタイヤを倍の価格で買ったほうが、
乗り味が良くなって、満足度が高いのではないかと思います。

ただし、自転車は公道を走る軽車両です。
自分でやる場合は、本気で整備を覚える覚悟を持って、
自己責任で取り組むようにしてください。

私も初期は何度も失敗して、
パーツを何回も買い直す中で、覚えていきました。

買い直しても、自転車店での工賃を考えると、
安上がりなので気は楽です。それも勉強代だと思ってます。
自分で手入れしてると、なんだか愛着が湧いてくるんですよね。

でも、覚える努力をする情熱がない場合は、
自転車店に持ち込むほうがいいでしょう。

ちなみに、途中まで自分でやって出来なかった場合も、
大抵の自転車店ならば、持ち込めば続きをやってくれます。

その場合は、外したパーツを全て戻したり、
手に持って行くようにしましょう。

部品が無いと、その場で購入することになるので、
余計な出費が掛かってしまいます。

自転車はどれも似たような見た目だけど種類豊富

同じメーカーでもモデルが変われば、
付いてるパーツ類も違うのが自転車です。
他のメーカーともなれば、尚更違ってきます。

でも、自転車店の店員さんは、
世の中全ての自転車の情報を網羅してるわけではありません。

自転車は基礎を覚えて、
それぞれの自転車ごとに合うようにアレンジするものです。

なので、ここで私の自転車について書かれてある事と、
パーツの有無などが違う場合があります。

ママチャリのタイヤ・チューブ・スポーク交換で用意する工具

  • 15mmのコンビネーションレンチ
  • 14mmのコンビネーションレンチ
  • 10mmのコンビネーションレンチ
  • 8mmのコンビネーションレンチ
  • タイヤレバー
  • プラスドライバー
  • ニップル回し

メガネレンチだと、違う大きさのレンチが2つ付いていてお得に思えますが、
私は買って失敗したと思ってます。

一般的なママチャリなら8、10、14、15mm以外は使いませんので、
あっても無駄なのと、狭い場所でメガネレンチが入らない場合に、
コンビネーションレンチなら回せることがあるからです。

なので、これから買う人はコンビネーションレンチをオススメします。
チェーン引きを回す時は、別途10mmのボックスレンチを持ってると、
作業が楽になるかもしれません。

タイヤレバーがあるのと無いのでは、
作業時間も、作業効率も、手の痛みの段違いなので
個人的には必須だと思います。

プラスドライバーって大きさに違いがあるんですよ。
ネジのサイズより大きくても、小さくても、ネジ山を舐めてしまったり、
ネジが使い物にならなくなる場合があります。
自分の自転車のネジのサイズと合ったのを使ってください。

ニップル回しは、スポークのテンション調整するならあったほうがいいですが、
タイヤとチューブの交換だけなら不要です。
振れ取りのメンテナンスをするようになったら欲しいですね。

作業の前に自転車を裏返しにしましょう

さて、作業に入りますが、まずは土や芝生などの場所に、
新聞紙、ござ、シートなどを敷いてから、自転車を裏返しにします。
アスファルトやコンクリートだと、グリップやサドルが傷つくためオススメしません。

ママチャリの前輪外し

前輪は簡単です。ハブに付いてるものを順番に外していくだけで、
簡単に前輪が外れます。
参考までに、うちの自転車だと外側から

  1. キャップ
  2. ナット
  3. ワッシャー
  4. キャリアステー
  5. 泥よけステー
  6. フック付きワッシャー
  7. フロントフォーク
となってます。
外す前に、必ず順番をメモに取っておきましょう。
ナットやワッシャーは、どっち向きで入ってたかも注意です。

ワッシャーが二つありますけど、
フック付きのほうは、フォークの穴にフックを掛けるために付いてます。

後輪はチェーン引きで、前輪はフックで車輪が外れないようになってます。
最後に取り付ける時は、このフック掛けを忘れないようにしてください。

ママチャリの後輪外し

ハブに付いてるものを外す

こちらも同様にメモしながら外します。
ここでも参考までに外側から

  1. キャップ
  2. ナット
  3. ワッシャー
  4. キャリアステー
  5. 泥よけステー
  6. スタンド
  7. フレームエンド
  8. チェーン引き(ナットは外さない)
前輪と違って、これじゃまだ後輪は外れません。

ブレーキ周りを外す

ブレーキワイヤーボルトを外す。
その時に、ブレーキワイヤーの尻尾が、
ボルトからどの程度出てたか、ワイヤーに印を付けて置くと
後で同じようなブレーキの深さに戻すことができます。

慣れてきたら、毎回ブレーキフィーリングを
新しく調整したいので、印を付けなくなりますが、
最初のうちはどのくらいが良いのか、不安になるかもしれませんので。

自転車を裏返しにしてるなら、
ブレーキアームの2連ネジのうち、上側のネジを外す。
下側は緩めて、軽く触っても動くようにします。

この作業の時に、ネジをドライバーで回してると、
反対側のナットも一緒に回っちゃって、外れないかもしれません。

その場合は、8mm(その自転車による)のコンビネーションレンチで
裏側のナットを固定しながら、ドライバーでネジを回すと外れます。

チェーンを外す

後輪側にあるスプロケからチェーンを外します。
ドライバーなどでチェーンを浮かせて、
ペダルを逆方向に回せば、後輪側のチェーンは外れます。

チェーンが長い場合はこれで後輪が外れますが、
無理なら前のチェーンホイールでも同様に外します。
やっと後輪が外れました。

タイヤ交換・チューブ交換の場合

前輪も後輪も同じで、タイヤの空気を抜いてから、
タイヤレバーを使って、片面のビートを全てリムから外します。

片面が全て外れたら手で取れるので、
タイヤとチューブを全部外して、新しく買ってきたものと取り替えます。

この時にリムテープ(リムフラップ、リムバンドとも言う) の状態も確認しましょう。
リムテープが破けてニップルが顔を出してきちゃうと、
チューブが簡単にパンクしてしまいます。

リムテープもしばらく交換してないなら、
タイヤやチューブと一緒に交換しとくと安心です。

終わったらタイヤをはめるわけですが、
この時にチューブがタイヤの中に収まるようにします。

チューブがタイヤの外に出て、リムとの間に挟まってると、
後で空気を入れた時にパンクしてしまいます。

スポーク交換の場合

スポークを交換する時はリムテープを外します。
折れたスポークや交換したいスポークを取り出して、
同じ長さのスポークを、同じ位置に取り付けます。

新しいスポークだけテンションが違うので、
ニップル回し(ニップルレンチ)を使いながら
振れ取りをしていきます。

スポーク交換後の調整や振れ取りはこちらで
自転車のスポーク調整・振れ取り

交換作業が終わったら巻き戻しの組み立て

さっき解体した逆の手順で、組み立てていきます。
前輪も後輪もセンター出しをしながら、
後輪は更にチェーンの張り具合調整や、
ブレーキの効き具合など、各所の調整が必要になってきます。

う~ん、後輪は面倒ですねぇ…。
最初のうちは前輪を自分で、
後輪は自転車店に持って行くのでもいいかもしれません。

後輪の付け外し作業があるだけで、
工賃が1700~2500円くらいアップします。

工賃表を出してない個人店だと、
3000円掛かる場合もあるかもしれません。

それでも、自転車店はボッタくっていません。
家の前で自転車のメンテナンスをしている時に
ご近所のおばちゃんに、後輪のタイヤ交換を頼まれても、
3000円じゃやりたくありませんもん。

更にタイヤ代、場合によってはチューブ代やリムテープ代などもあると、
自転車店で5000円取られるのも納得です。

自転車店だって、ママチャリの後輪の作業はしたくないものです。
だからこそ、悪質な自転車店もあります。

後輪を外すのは大変なので、片側のフレームエンドを無理やりこじ開けて、
タイヤやチューブを抜き取っちゃう店がたまにあります。

それをやると片側のフレームエンドが広がって
ガバガバになるので、フレームの剛性が落ちたり、
アルミなど弾力性の無い素材だと、折れやすくなる可能性も出てきます。

軸がズレるので、タイヤのセンター出しも難しくなります。
そういった店に当たると嫌なので、面倒だけど自分でしています。
安上がりにもなります。

組み立て直す時の注意点

  • チェーン引きで調整する時は、ハブやブレーキ周りのナットやネジを緩めた状態で行う。
  • チェーン引きは自転車の後方から見て、ナットを時計回りに回すと車軸が後ろに行く。反時計回りだと車軸が前に行く。
  • チェーンの張りは、上下に押してみて1~2cmの余裕を持たす。
  • ブレーキワイヤーボルトのバネを突起に入れる。
  • 組み立て終えたら、徐行で試走してブレーキの効き具合などをチェックする。

整備不良は怪我や事故に繋がります。
このサイトを見てメンテナンスをしたとしても、
管理人は責任を負いかねますので、
やる場合は必ず自己責任でお願いします。
自信が無かったら、お近くの自転車店にお任せしましょう。

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