無暖房用のコスパ最強ワークマン防寒コーデ

ワークマンはコスパが良くて評判が高いため
人気が急上昇している。

しかし、何を買おうか調べてみると
似たような商品展開が多く
「どれがいいの?」と思う人が多いようだ。

「防寒○○」「防水防寒○○」など沢山ありすぎて
「防寒で一番すごいのはどれ?」
といった声に答えるため
ワークマン最強防寒コーデを紹介する。

ワークマンで失敗する原因

ワークマンは商品の種類が豊富なので
買ってみてから「思ったほどじゃなかった」と
後悔する利用者もいるようだ。

しかし、それは求めてる機能を持った商品を
的確に選んでない場合が多い。

ワークマンを煩わしくしてる最大の要因はブランド展開

ワークマンは特性ごとにブランドを作ってる。

ブランド特性
フィールドコアアウトドア&カジュアル
ファインドアウトスポーツウェア
イージス防水
ファインアシストオールシーズン
ヒートアシスト冬用の防寒
アイスアシスト夏用の冷感
ワークマンベスト低価格な売れ筋

普通はこういった分け方をした場合に
防寒ウェアを探すならヒートアシストを調べればいい。

しかし、ワークマンはそれぞれの部門ごとに
独自に防寒ウェアを作っているため
必ずしもヒートアシストだけが暖かいわけではない。

そのせいで目的の商品を探しにくい。

無暖房で過ごすためのワークマン最強防寒コーデ

ネット上の意見を見ると
電気代が高くなったから光熱費を浮かせるために
無暖房で冬を過ごす人が意外といるようだ。
さすがに北国ではないと思うが。

東京あたりの外気温0度前後くらいを想定して
そのためのコーデを考えてみる。

トップス

インナー:ウォームボア長袖丸首シャツ(11439)

なんとインナーに裏ボアを使ってる。
生地もインナーのわりに厚手で防寒仕様なので
上下ともに揃えておきたい。
価格は980円。

肌に触れるインナーの素材は
化繊より綿が好きという人もいるだろう。
そういう人には
ウォームファクトコットン長袖丸首シャツ(11440)
これがお勧めになる。
価格はこちらも980円。

ミドラー1:メディヒール(R)ルームトレーナー(1594)

生地にセラミックスを練り込むことで
暖かさがアップするというメディヒール。

基本的に衣服は分厚いほど暖かくなるけど
着込む場合は厚手のものが多いとゴワゴワして
着心地が悪くなってしまう。

メディヒールなら厚さ以外の機能があるから
重ね着にはもってこいと言える。

インナーやロンTなどシリーズ化されてるので
冬用のスウェットが目的なら間違わないように
商品番号の1594を覚えておこう。価格は2,300円。

ミドラー2:ストレッチフリース ノーカラージャケット(1295)

実は防寒を考える上でアウターの下が重要になる。
住宅に使われる断熱材でも同様だが
空気こそ最高の断熱材なので
いかに空気を貯め込むかで暖かさが決まる。

そこでボア系のフリースはミドラーに最適だ。

フリースと言えばユニクロに軍配が上がっていたが
価格が高くなり競争力は後退気味。

ワークマンもなかなかのフリースを出してきたので
価格も1,500円ならばコスパでも勝てるし十分戦える。

部屋着のアウターにダウンがダメな理由

防寒アウターと聞いて最初に思い浮かべるのは
ダウンだという人も多いだろう。

確かにダウンの保温効果は高い。
しかし、それは条件が整った場合のみ。

①ダウンの量

同じダウンを使用してる羽毛布団があるけど
ダウン量が少ない肌掛け羽毛布団だと
春秋用や夏用があるように
ダウンは量によって用途が大きく変わる。

最近はウルトラライトダウンなどと言って
ダウン量を減らした下位モデルを出してるけど
これは肌掛け布団のアウターバージョンと言える。

ダウンがしっかり入ったアウターになると
アウトドアブランドの5万円以上のモデルになる。
高級品になると10万円クラスもある。

暖かいけどさすがにコスパが良いとは言えない。

②ダウンは重ね着に向かない。

ダウンの性質上、肌に近いほど保温効果を発揮する。

インナーの上にダウンジャケットを羽織るのが理想で
インナーダウンという使い方もあるが
実際はアウターで使ってる人が多い。

これではダウンの性能を発揮していない。
それなら内部の空気層は割高なダウンではなく
フリースに任せるとコスパが良くなる。

③ダウンは潰れると意味がない

ダウンはフワフワと膨らんで
内部に空気が溜まることで
そこが断熱層になって保温される。

しかし、部屋着でイスやソファに座ったり
ベッドに寝たりしてると
ダウンがペチャンコに潰れてしまうため
空気層を作れずに暖かさが激減する。

部屋着の使い方にダウンは不向きだ。

アウター:ユーロアルティメット デュアルフーディー(HJ007)

ワークマンで最も暖かいアウターは
ユーロアルティメットデュアルフーディーになる。
(以下ユーロと呼ぶ)

フロントジップを上げれば
首どころか頬くらいまで覆ってくれて
手首にもリストガードが付いてるため
冷気が入ってくる場所を塞いでるのが大きい。

生地はシームレス(縫い目無し)構造なので
縫い目からの微細な空気の移動が無い。
たっぷり入った中綿が真骨頂で断熱性が高い。

お腹と背中は裏ボア仕様なのに
腕の裏はツルっとしてるからケチるなよと思いがちだが
中にフリースなどを着てると腕を通す時に
裏ボアだと摩擦が大きくなって通りにくいので
使い勝手はこれがベストなのだろう。

防寒にはフードも重要になるが
これはフードも裏ボアなので頭も耳も暖かい。

中に着込んで使うつもりなら
店頭でフリースと一緒に試着をお勧めする。
価格は4,900円

ボトムス

インナー:ウォームボアタイツ(11585)

トップスと同様にインナーはウォームボアが鉄板。
価格は780円。

肌接触面に綿素材が欲しい場合は
ウォームファクトコットンロングタイツ(11441)
価格は980円。

ミドラー:メディヒール(R)ルームスウェットパンツ(1595)

メディヒールのボトムス版。
トップスと同様に中間着はメディヒールに頼もう。
価格は2,300円。

アウター:エアロストレッチアルティメットパンツ(HP006E)

ユーロと同じでシームレスのファイバーボール仕様。
価格は3,500円

その他

手袋

手先・足先は熱が逃げるので重要な部分になる。

手袋は用途によって最適なものが変わってくる。
テレビなどを観るだけなら分厚くてもいいが
パソコンやスマホをいじるなら
薄手のほうが操作しやすかったり
タッチパネル対応なども必要になるかもしれない。

幸いワークマンは手袋の種類が多いので
自分の用途に合わせて選ぶといいだろう。

用途別に複数持っていてもいい。

靴下

メリノ リブ ソックス 先丸 3足組(17188)
価格は980円。

メリノウールの履き心地が合わないとか
綿素材がいいなどあれば
分厚いタイプなら他のでもいい。

ルームシューズ

足先の冷えに関しては
靴下だけでどうにかしようとする人もいるが
ルームシューズをおすすめする。
靴下にこだわるより、よっぽど暖かくなる。

今まで色々なルームシューズを買ってきたけど
防寒性能が低いもの
ローカットだから足首がスースーするもの
裏面の素材がフローリングでは滑るもの
など何かしら欠点がある。

そこで「防寒EVAレインブーツ」(BB802)
そもそも室内用にこだわる必要は無いとの結論に至った。

衣服と同じように裏ボアで空気をため込みながら
外側は防風素材で暖かい空気が逃げない。
それでいてハイカットで足首まで覆う。
裏は滑りにくい。
これを室内用で使うのがいい。

あとは住宅性能次第

ここまで紹介したワークマンの衣料品で
無暖房でも過ごせるかは地域と住宅性能による。

自宅の断熱性や気密性に差があるし
窓サッシが昔ながらのアルミの単板ガラスと
普及し始めてる樹脂のトリプルガラスでは
同じ外気温0度でも室内の温度は全然違う。

今回紹介したセットで
「この組み合わせなら越冬は余裕」と言う人もいれば
「全然足りない」と言う人もいるだろう。

ワークマン防寒コーデの組み合わせで
足りなかった人は無理せずに
暖房を使うことをおすすめする。

こたつなら電気代が非常に安いので
コスパの良い暖房だ。

ただし、こたつの欠点は部屋の空気が寒いこと。

それなら室温一桁の時に
エアコンで16~18度くらいに設定すると
電気代を抑えながらワークマンでも充分な暖かさを保てる。