家の中で何気なく鳴るサウンド。
それを高音質化すればQOLを上げることに繋がります。
そのためにどんなものを揃えたらいいか探っていきます。
AVアンプのデメリット
ホームオーディオの中心となるのはAVアンプです。
多くの音声入力に対応していて
沢山のスピーカーを繋げられて
ホームシアター構築には欠かせません。
しかし、底辺機種以外は最低7.2ch対応になりますから
9個のスピーカー類を配置することになります。
注文住宅で設計段階からホームシアターを想定してるならともかく
今の部屋にこれから9個のスピーカー類を置けるでしょうか。
アンプによっては天井スピーカーもあります。
それに繋ぐ数が多い分、プリメインアンプと比べたら
一つあたりのコストを下げなくちゃいけないし
設計が複雑になったり、ノイズの問題まで増えます。
同価格帯のプリメインアンプと比べて音質は劣り
せっかく本格的なオーディオ生活を始めようと思ったのに
「この程度の音質か」と満足度が低くなりかねません。
プリメインアンプのデメリット
基本的に2.1ch対応のプリメインアンプは
AVアンプみたいなサラウンドはありませんが
音質重視で選ばれるアンプです。
しかし、プリメインアンプのバックパネルを見てみると
やたら赤と白の端子がいっぱい付いてます。
これはアナログ入力端子のことで
オーディオマニアが沢山持っているアナログ機器を繋ぐためにあります。
上級者になるとアンプ内臓DACの音質に満足せずに
デジタル音声を外部DACでアナログ化して
アンプにアナログ入力することもありますが
高級DAC代、DAC置き場、ケーブルのゴチャゴチャなどで
音質以外のデメリットは仕方ないと思える人用です。
これからオーディオを導入しようとしてる人は
デジタル音声が基本になるでしょうけど
通常プリメインアンプにデジタル入力は申し訳程度にしか付いてません。
アンプはマランツ STEREO 70sというベストチョイス
そこでマランツのSTEREO 70sはプリメインアンプでありながら
AVアンプ並の対応力を持ち合わせてるハイブリッドで
まさにホームオーディオの中心に据えたいアンプになります。
音源の入力方法
テレビ周りの機器は基本的にHDMI接続になります。
普通プリメインアンプにHDMI端子は付いてないのですが
STEREO 70sにはAVアンプ並に6個も付いてます。
HDMIセレクター的にも使えて
しかも3個が8K対応なので将来的にも不安がありません。
ちなみに残り3個は4K対応。
ARC接続が可能なのでテレビもケーブル一本で高音質化できます。
アナログ入力は3個なので少なめですが十分でしょう。
コアキシャルとオプティカルが1つずつ。
これは定番のデジタル入力でプリメインアンプと変わりません。
USBメモリから音楽再生ができます。
AM/FMのラジオを受信できます。
Bluetooth送受信機能があります。
受信機能がついてるアンプは少しずつ増えてきてますが
送信機能もあるのは珍しいです。
スピーカーの前にいない時であっても
Bluetoothのスピーカーやヘッドホンで聞くことができます。
HEOSでネットワークオーディオにも対応しています。
AirPlay、Spotify、Amazon Music、Roon、インターネットラジオなどです。
有線LANかWi-Fiでネットワーク接続できます。
STEREO 70sは機能の豊富さが売りです。
ホームオーディオの中核はSTEREO 70sに任せたい。
![]() | MARANTZ ネットワークレシーバー、HDMIセレクター搭載のHI-FIステレオアンプ ゴールド STEREO70S/FN |

スピーカーはヤマハ NS-B330
スピーカーはピンキリなので予算に合わせて選べばいいですが
コスパ重視で選ぶならヤマハのNS-B330がおすすめ。
あまり安いとサウンドがチープになるし
上を見ればキリが無い。
NS-B330はロングセラーの定番品で評価も高く
高音から低音まで素直に出してくれる。
オーディオを導入する最初のスピーカーとして最適。
![]() | YAMAHA|ヤマハ ブックシェルフスピーカー NS-B330 MB ウォルナット [ハイレゾ対応 /2本][NSB330MB] |

スピーカーケーブル
スピーカーケーブルが付いてないので一緒に買う必要がある。
ポイントはアンプと左右のスピーカーとの距離がどうであれ
左右同じ長さのケーブルにする事と
先端がバナナプラグになってるものが利便性高い。
安すぎるケーブルは音質やノイズ対策に問題があったりするので
ある程度以上のものを選ぶ。
![]() |

サブウーファーはヤマハ NS-SW300
サブウーファーは低音のみの担当で
サウンドの厚みや迫力を増してくれるので
本格的なオーディオを導入した実感を与えてくれる。
サブウーファーのポイントとしては
スピーカーと比べて高すぎたり安すぎたりを選ばないこと。
音のバランスが悪くなってしまいます。
サブウーファーが高すぎると無駄だし
安すぎると雑味が気になって
使わないほうが良い音になりかねません。
スピーカーがYAMAHAの300シリーズなので
サブウーファーも300シリーズにすれば
メーカーお墨付きの相性になります。
こちらはケーブル付きなので別途用意する必要はありません。
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総評
今回は初めてホームオーディオを導入する初心者向けに
コスパ重視の定番ものを紹介しました。
それでも今までテレビやスマホの音を聴いてた人からしたら
音質が驚くほど良くなって
曲を流したり、音楽番組をつけたり
サウンドを聴くのが楽しくなるでしょう。
オーディオはピンキリの世界なので
慣れてきたらもっと上を目指すのもいいですけど
今回紹介したものはホームオーディオとしては
一定のラインを超えた十分なものなので
沼にハマらない程度に
このクラスで満足する耳を持つことも悪い話ではありません。
